ことほぎ手帖

転移乳がんとともに今日もどうにか生きてます。

カメラに土下座した話

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私、とても良いカメラを持っています。
こちらです。

Sony RX100Ⅵ

残念ながら楽天ではもう中古品しか検索に引っかからないのですが、私はもちろん新品で購入しました。数年前のことです。
今、新品を買うならAmazonで買うか、もしくはRX100Ⅶになりますね。

このデジカメに私が土下座してあやまった話を書いてみようと思います。

コンデジの手軽さがいとおしい

Cyber-shotとの出会い

ソニー好きの夫から、本当に小さなデジカメをもらったことがありました。初期型のCyber-shotでした。
その頃はスマホなどなく、携帯電話にお情け程度のカメラ機能があるのみでしたから、手にしたカメラが嬉しくて、どこへでも持ち歩いていました。

2台目が壊れた

数年後に最初のCyber-shotが壊れ(私がもらう前にすでに何年も使用されていたものでした)、次に購入したのも同じCyber-shotのもう少し上位の機種でした。
しかし、まだ液晶パネルなど付いていないものです。DSC-Wで始まる製品番号のものだったと思います。
ほとんどは日常のちょこっとした何かを撮るだけでしたが、記録しておけるのが楽しくてよく使っていました。
その電源が入らなくなったのは、購入してから10年ほどたった頃でした。突然の終了宣言。
次をどうしようか。少し悩みましたが、とりあえずはスマホのカメラを使うことにしました。

旅に出るのだ!

1年弱、デジカメなしで過ごしたと思います。その間、スマホのカメラはたまにしか使いませんでした。理由はよくわかりません。強いて言えば、ときめかなかったから、かな。
そんな時、古くからの友人と旅行することになりました。行き先は十和田湖および奥入瀬渓流
川に沿った遊歩道を2人で歩く計画。想像するだけでわくわくしました。そして思ったのです。

デジカメを持っていきたい!

スマホではなくカメラで、旅の記録を残したいと強く感じたのです。
そこで、何度も店に足を運び、ネットでも情報を得て、懐具合と相談したうえで購入したのが「RX100Ⅵ」でした。当時のシリーズ最新機種。ほとんど一目ぼれでした。

正直なところ、私には結構大きな金額でした。そんな金を出してコンパクトデジタルカメラでいいの? という心の声もありました。
売り場に並ぶ一眼レフの数々も、見るぶんには非常に素敵でした。
それでもコンデジの手軽さ、身軽さ、かわいさが、私にはこの上なく魅力的でいとおしかったのです。

しかし残念な使い手だった…

使い続けるだけじゃうまくはならない

ここまでで15年近くコンデジを使ってきた私。 しかし、撮れる写真はイマイチでした。
いいと思って撮ったのに、PCに移して見てみたらボケてたり、何を撮ろうとしたのかわかりにくいものだったり、構図が悪かったり。
使い続け、撮り続けていけば、それなりに上達するだろうと思っていたのですが、それは幻想でした。
RX100Ⅵを使っても状況は変わらず、旅先で重宝はしたものの、「これだ!」と思うような写真はなかなか撮れなかったのでした。

あらためて学ぶべし

技術もなく、センスもなし。その上コロナ禍で出かけることもなくなり、 ぐっと出番の減ったRX100Ⅵ。
しかし今年、私は知ったのです。待ち望んでいた本が実はすでに出版されていたことを。

RX100Ⅴ以降に対応した本です。こういうのが欲しかったんです! 取扱説明書ではダメだったのです。
さっそく購入し、読み、愕然としました。

こんな機能があったのか!

なんということでしょう。私はRX100Ⅵの持つ機能の半分も使っていなかったのです。
そして私はカメラに向かい土下座しました。

ごめんなさい。完全に宝の持ち腐れでした。私が悪うございました。

記録ではなく感動を求めて

カメラとの和解成立。
まだまだ本を片手に機能を確認する日々ですが、少しずつ使える技を増やし、遅ればせながらRX100Ⅵへの理解を深めているところです。
また、構図にも気をつけて、できるかぎり狙ったとおりの写真が撮れるようにと努力中。

今はまだ日々の記録を撮るのがせいぜいですが、いつか、見た人を感動させられるような写真を撮れるようになれたらいいなと思っています。
RX100Ⅵは、それができるコンデジ
そう信じて疑わない私なのです。