ことほぎ手帖

転移乳がんとともに今日もどうにか生きてます。

英語学習は趣味になり得るか

なり得る。
と、思っています。
だって楽しいもん♪

学校では学んだものの…

英語は嫌いじゃなかったのに

私が子どもの頃は、中学1年でアルファベットを学ぶ時代でした。
もちろんその前から英語に触れることはありましたけどね。
教科としての英語は中学からで、そこから6年間は強制的に学ばされました。

中学2年までは楽しかったのです。
が、3年になって高校受験のために学ぶようになって、途端につまらなくなりました。
高校に入ると、もっとつまらなくなりました。むしろ英語を学ぶのは苦痛になりました。

英語の授業はつまらない?

なぜか。
今になって思い浮かぶ理由は、強制であり、異なる言語を無理やり同一化しようとする作業であり、次の受験への対策という位置づけだったからではないか、というもの。

高校での英語の授業は「文法」「読解」ともう一つの何かの3つに分かれていて、基本的に受け身の授業でした。
ある教師はのんびりとした調子でつらつらと話し、ある教師は独特の調子で返り読みを続けていく。
生徒は必死にノートを取り、教科書に書き込みをし、示された参考書のページを開く。

同じ授業を受けていても、いつでも上位をキープするクラスメートの一方で、私の英語の成績は落ちていきました。
英語の授業もテキストも退屈で仕方がなかった。
英語の勉強をするくらいなら1問でも多く数学の問題を解きたい。私はそう思うような(そして実行してしまうような)生徒でした。
文学部を目指していたのに。

当然ながら大学受験には失敗し、最終学歴は専門学校卒。文学部とは全く関係のない分野です。
それ自体に後悔はありませんが、英語を含む外国語、そして言語全般に対する向き合い方には後悔が残りました。
もっと深く学んでみたかったな、と。

大人になったからこそ自由にできる

いざ、ラジオ講座

とはいえ、いまさら言語学の分野に突き進んでいこうなどという気概もなく、状況もそれを許さないので、ひとまず手の届くところからということで始めたのが、ラジオ講座でした。

20代の半ば頃から2年ほど、NHKの『ドイツ語講座』を聞きました。
英語じゃないのかって?(笑)
もともとドイツ文学科に行きたかったんですよ、私。その気持ちを思い出したんですね。

2年聞いても、使える域には達しませんでした。
でも楽しかった。
違う言葉、異なる文化。普段の生活とはちょっと離れた時間。
そんな感じにわくわくしました。

そして、ドイツ語を経て、私は英語へと回帰したのです。

英語学び直し開始♪

インターネットも普及し、PCの性能も上がり、スマートフォンなんてものすら登場した。
いい時代になったものです(笑)。
教材はますます豊富になり、音声付も当たり前。教科書にだってQRコードが付いてて音声を聞けたりする。私の時代にも欲しかった! と切実に思いますよ。

そんな今、私が聞いているのは

  • 基礎英語レベル1
  • 基礎英語レベル2
  • 基礎英語 in English
  • 英会話タイムトライアル
  • ニュースで学ぶ現代英語

の5講座。
一度、基礎に戻ってみたところです。

そしてわかったのは、私には基礎2が最適のレベルだということ。
初めて聞いてほぼ理解でき、その中に少し聞き取れない単語や知らない言い回しが出てくる感じ。

基礎2だけはテキストを購入し、細かい部分も確かめながら続けています。
体調が悪くて聞けない日もありますが、PCで放送を自動録音してあるので大丈夫。
基礎in Englishは聞き流し。タイムトライアルと現代英語は休みがちですが、時間のあるときに追いつこうと奮闘中(笑)。

その他にも市販の教材を併用。そして、書店に行くとついついさらに別の本を買いたくなったりしています。
ネット上でも無料教材は無数にあるし、なんなら英語のサイトや動画を見るという手だってあるのにね。

ネットに関しては、要するに、そこまでいってないという自覚があるのです。
英語のサイトを読んでもわからないことが多いし、英語の動画を見てもやっぱりうまく聞き取れない。
結局、自動翻訳や字幕に頼ってしまうから、それなら基礎固めをきっちりしよう。
今年はそういう気持ちになったのです。

そういうわけで英語講座を聞いたり、簡単な英作文に挑戦したりしている日々ですが、はっきりとした英語を学ぶ「目的」といったものは持っていません。
学びたいから学ぶ。
それだけなんです。

やりたいからやる。それって趣味じゃん!(笑)

楽しんで続けつつ、1歩でも2歩でも前に進んでいけたらいいなと思っているところです。