ことほぎ手帖

転移乳がんとともに今日もどうにか生きてます。

現状を確認しておく

昨日も病院(がんセンター)へ行ってきました。 その際の診察の結果などもふまえて、今日は健康面での現状をメモしておきます。

  • 乳がん

    元々は左胸にできた腫瘍だったが、現在はその部分には少なく、右胸の表面に多数の腫瘤が見られる。骨(鎖骨近く)と肝臓に転移が見られる。肺炎治療のため、乳がん治療は停止中。

  • 肺炎

    抗がん剤エンハーツによる薬剤性肺炎。割と軽症。とはいえ、動くと息切れする。毎日1回、プレドニンをメインとした経口薬を摂取することで治療中。

  • 肺炎とは別に、2年ほど続いている原因不明の咳。ステロイド系の薬も漢方薬も試したが効果なし。2~3週に1回、鍼灸に通っている。

  • 顎の骨の壊死

    骨転移の初期に使用した薬の副作用によるもの。駄目になった骨が口の中に出てきている状態。最終的にはその骨を除去できる予定だが、まだ時間がかかりそう。口の中の状態は問題なし。特別な処置はしていない。

  • 指先の痺れ

    パクリタキセルの副作用によるもの。1年3カ月ほどかけて「ほんのりとした違和感」程度まで回復していたが、エンハーツの使用により再発。基本的に両手の指先がビリビリと痺れている状態。たまに足先に痺れが出ることもある。

  • 脱毛

    エンハーツの影響だろうか。また少し抜け始めているもよう。せっかくいい感じに伸びてきたのになぁ…。

右胸の腫瘤が痛がゆいのと、長く続いている咳で苦しい&気力や体力や集中力を奪われるという状態が嫌ですね。
それに今回は肺炎が加わって、普通にしてても息苦しいし、ちょっと動くともっと苦しい、という感じになってしまいました(^_^;)。

咳に関しては、初めの頃からさんざん「なんだかわからないけど咳が出てすごく苦しい」と言っていたのに、病院で誰もまともに取り合ってくれず3カ月以上放っておかれました。
この時は治験中だったこともあり、変に薬を使ったりできなかったんですよね。玉ねぎとか大根とかハチミツとか、民間療法で一時的に咳を少なくするような対処をするしかありませんでした。

その後、使用可能な薬を試してみたものの効果なく、挙げ句に「のど飴をなめてなるべく咳をしないようにするのが結局いちばん効く」という、担当医個人の経験則により、この件での治療は終了。
仕方なく一日中のど飴をなめて過ごしていましたが、一向に改善しませんでした。

パクリタキセルでの治療が私には全然合わなくて、副作用が出るばかりで効果は低いという結果に。
治験での対照薬としてパクリタキセルを使ったのですが、指は痺れるし、体はだるいし、髪は抜けるし、吐き気もするし、いいことなかったなぁと今でも思っています。
結局、3カ月くらいしか使用できませんでした。

このときの治験対象になっていた薬が「エンハーツ」〔T-DXd:トラスツズマブ デルクステカン〕でした。
つまり、この治験によって対象群への効果が実証されたので、私も実際の治療でエンハーツを使えるようになったわけです。
やった~♪ って思いましたよ。担当医的にも、私に対していちばんオススメの治療法だったのです。
が、これも5サイクルで終了。うまくいかないですね。

昨日の検査の結果では、X線では変化が見られなかったものの、血液検査では改善方向に数値が変化していたので、肺炎自体は悪くなっていないもよう。
まずはこちらを優先して治していかないといけないので、その間(最低2カ月)は乳がんの治療はまったくできません。
それはそれで心配ですが、できることをしながら、毎日気楽に笑って、免疫力を上げていきたいと思ってます。