ことほぎ手帖

転移乳がんとともに今日もどうにか生きてます。

歴史総合で学びたい

「歴史総合」という科目をご存じでしょうか。
2022年度から高校の「地理歴史」に加わったもので、近現代の歴史を学び、考察していく科目です。

私は仕事の関係でこれを知り、1年ほど教科書および各種資料と取っ組み合ってきました(笑)。
もうすぐこの仕事を終えますが、やってきて思ったのは、「これめっちゃいい科目!」ということでした。

高校時代には世界史を選択していた私ですし、今でも歴史関係は割と好きなほうだと思うのですが、いやぁ、もう、びっくりするくらい覚えていませんでした(^_^;)。
そういえば近現代って苦手だった、なんて思う始末。
ですが、こここそ学ぶべきだと実感したのです。

学べばわかる、わかれば気持ちが向く、気持ちが向けば他人事ではなくなる。

たとえば中東情勢。
イスラエルってどんな国? どうしてパレスチナといがみ合ってるの?

恥ずかしながら、宗教上の問題かなぁ…くらいにしか考えていませんでした。
しかし、今回学び、全然違うじゃん! ということを知りました。

学んだ上でニュースや解説番組を見ると、どういう歴史があって現在につながっているのかがとてもよくわかります。
誰かが一方的に悪いわけではないこともわかり、国連が万能ではないこともよくわかります。
人間って本当に愚かだなぁとも思います。

そして、愚かだからこそ何度でも学び、考え、少しでも良い道を探していくことをやめてはいけないのだと感じました。

仕事としての歴史総合とのつき合いを終えたら、今度は時間に追われずじっくりと、再度学び直していきたいと思っています。